人類未曾有の少子高齢化と言う特殊な人口動態をベースに1990年代後半から日本の労働力人口は急激に減少し、デフレスパイラルと言うこれまた人類未曾有の出口の無い経済低迷に陥りました。21世紀に入り日銀は「ゼロ金利」とよばれる低金利政策を実施しましたが顕著な効果は無く「異次元緩和」と呼ばれる前例のない量的緩和に踏み切りました。市中銀行の定期預金も0.25%程度と言う低いレベルが持続しています。一方政府は膨張する社会保障費と1000兆円を超える財政赤字の為に財政出動を効果的に行うことも出来ません。
 こうした状況の中もはや国内に投資対象は無いとまで言われています。財政再建を実施して行くためには日本経済のインフレ化は必須です。それが意味するところは低金利の下で金融資産の目減りが生じると言うことです。考えられるヘッジの方法はただ一つ、金利の高い外貨あるいは持続的にレートの上昇する外貨を買い高い利回りを確保することです。
 最も簡単な方法は高金利通貨で外貨預金することです。もちろん為替変動がありますから元本割れのリスクがあります。さらに預金保護の制度も適用されません。もう一つ外貨でヘッジする方法はFXです。この時重要なのは今後傾向的にレートが上昇する高金利通貨を選択することです。この場合外貨の売買で差益を出せるだけでなく売りポジションを一日以上保持することでスワップポイント即ち外貨との金利差で収益を上げることが出来ます。ただし高金利通貨は一般にボラティリティ(変動リスク)が大きいと言う傾向があります。